カルガモの衣替え

身の回りのものを試行錯誤するブログ

雨の日でも革靴を履くのは当たり前。ずぶ濡れ後のお手入れによって靴の風合いが増す。

雨の日に何を履く?

天気予報では、今日は曇りで夜にはみぞれが降るとのことですが、ちょびちょびと雨が降ってます。そんな日は何を履いて出掛けますか?お気に入りの革靴はそっとしまっておきますか?

雨に濡れるのが嫌で雨の日用の靴を決めてる人もいるようですが、天気で履く靴を決めるってナンセンス。

靴屋さんでも、「この靴は雨に濡らさない方がよい」ってお客様に案内している店員さんがおりますが、雨の日に履けない靴を売ってるって靴屋としてどうなのって話になっちゃいます。

雨でも革靴を履いて大丈夫!むしろ その後のお手入れをしっかりやれば風合いがよくなるチャンス!

雨の日に帰って来た時やることは?

お手入れの仕方は簡単です。

①吸湿性に優れた布(Tシャツとか)で靴全体を丁寧に何度も拭き水気をとる。
②新聞紙かキッチンペーパーを隙間なく靴のなかに突っ込んでパンパンにする。
③ヒール部分に台を置いて靴底に空気が回るようして、陰干しする。
④1日2回ほど詰め物を交換しながら3日間ほど待つ。

ここまでが、雨の後にやることです。

その後のお手入れは?

革の孔に詰まった汚れを落とすためブラッシングは念入りに。
水気が乾く過程で、脂分も一緒に抜けてしまうので、クリームは多少多めに塗り込む。
クリームは、水気がなくなってから塗らないとカビの原因になるかもしれません。
水+栄養=カビ です。乾いてから塗りましょう。

そのほか特別にやることもなく基本的には普段と変わりはありません。

また雨の日が来て、革が水を吸って、乾いて、脂分が足されて、、を繰り返すことで段々と風合いが増してくるはずです。

雨に恐れず堂々と革靴を履く、恰好いい大人になりたいものです。

雨の日に備えてやっておくべきこと

雨の日に革靴を履くためには、ちょっとした下準備が必要です。
それは、買ったばかりの新しい靴に脂分を十分に蓄えさせておくことです。

上質な革であれば、もともと脂を十分に含んでるので水に強いのですが、それでも購入直後のお手入れとして、週に1回ほんの少量数グラムだけ塗ってあげるといいです。(革底が革であれば革底も同様に。)
けっして光沢を出すためじゃないので、塗りすぎ厳禁。でも週1を半年続けると水分や汚れの抵抗力がつくでしょう。(もちろん、その間に雨に濡らしちゃだめってことはないですよ。) 半年過ぎたら2週間に1度かそれ以下でも十分。普段のブラシに脂分が残っているはずですから日々のお手入れで補ってくれます。

お手入れ用品にクリームを追加。

以前、ブラシとグローブを紹介しましたが、クリームを追加します。

↓クリームと言えば定番のこちら。英国王室御用達の「メルトニアン・シュークリーム」の血を引き継ぐクリームです。

[エムモゥブレィ] M.MOWBRAY シュークリームジャー 20242 (ニュートラル)

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 ついでに布も。

使い古したTシャツや下着があればそれでいいんですが、靴用に用意したい方に。

 さらに、靴底にクリームを塗ったり、コバの汚れをかき出したりするのに、歯ブラシが数本あれば便利ですね。