今更ですが、国産靴の大定番リーガル2504NA

2504NAってどんな靴か

リーガルを軽くおさらい。

1902年日本製靴株式会社を設立
1961年アメリカブラウン社(現クラレス社)と技術提携の契約締結
　　　「リーガル」ブランドが日本上陸
1967年トラディショナルブランド “KENT・REGAL”がリリース
1969年定番商品No.2504が発売開始
（中略）
1990年ブラウン社(現クラレス社)よりリーガルブランドの商標権を取得
　　　社名を「株式会社リーガルコーポレーション」に変更

だいぶ端折りましたが、リーガルは100年以上の歴史を持つ日本の靴文化を築いてきた会社です。

今回紹介するリーガル2504NAも発売から48年(2017年現在)も経つ靴になります。
そしてその木型は発売当時から変わっておらず、昭和のサラリーマン達の足を支えてきたものそのままに今も販売されています。

そんな靴を履いていると思うと胸が熱くなりますね。

かっこいい靴じゃないかもしれません。

2504NA【REGAL】リーガル　プレーントウ「リーガルの定番」

昔から木型が変わらない靴ですから、きっと足に合わない人もいるでしょう。
そのデザインが古臭く感じる人もいるでしょう。

ただこれだけ歴史があって定番中の定番になって、今後もずっと変わらないであろう靴はこの先出てこないんじゃないでしょうか。

これからもお世話になります。

グッドイヤーウェルト製法で作られたこの靴は、履き始めは足が痛くて痛くてしんどかったものですが、それがだんだん馴染んでくるっていう靴の楽しみを教えてくれました。今では靴の重みが心地よいものです。

ご覧の通り、コレクテッドグレイン（鏡面加工革）の皺の入り方はけっして美しいものではないのかもしれません。ですが、鏡面加工革は雨の日も頼りになって、汚れたら雑巾で拭き上げるかブラシを掛けるだけでピカピカ。お手入れに時間を掛けたくない人には楽ちんな靴です。簡単にきれいな状態を保てるんです。
これほど安心して足を任せられるスタンダードな靴は希少でしょう。